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友人 が、SNSで友人を募集して結婚までしたという。彼は、自分のパートナーに求める条件を10個あげ、それぞれ当てはまるごとに10点付与というシステムのテストを作り、100点の人とお付き合いをして結婚をした(とても読みやすい記事がこちら )
その話を聞いて人生を一緒に走りたいパートナー、という基準で江戸川版テストを作成してみた。現在の恋人を採点したところ、なんと30点だった。得点をえられたのは、気候変動に強いところ、ウイスキーとコーヒーが好きなところ、突然筋トレをはじめても許してくれるところだった。
軽い気持ちでこんなことをしてしまったせいで、考え込んでしまった。なんて不都合な人に恋をしたことだろう!と。ノートの上で、恋愛至上主義に踊り狂わされる阿呆のミニカエルがくるくるまわっていた。実際のところ、そんなことは薄々想像できていた。もうとっくにわかっていることだった。ひどく不都合なのは恋をしていることだった。まったく思うようにいかないし、苦しくて仕方がないし、わけわからないところで相手も自分も怒る。そもそもパートナーや定期的にセックスするくらいの相手ならばともかく、恋人ともなれば存在が不都合極まりない。前提から大敗北だった。その話を恋人にしてみたところ、そうかもね、と笑っていた。いいのか、30点なんだぞ!!
ああ、だけど、その笑った顔が1億点だった。気付けばまた、大逆転をかまされていた。
トイレの水を流した後、その水がとまるまでじっと見て待っていてしまう。大学時代のオンボロアパートで染みついた悪しき習慣。うちのトイレは、水は流れるが止まらないことがしばしばあった。だから、無事に流れても、水が止まらないんじゃないかという不安がぬぐえない。”トイレが流れない”ことも大ピンチのひとつだけれど、水が止まらないのもかなり怖い。旧宅のトイレは構造上、溢れてしまうということがありえないのはわかっていたのだけれど、水が溢れて六畳間をみたしてしまうのではないかと何度も思った。トイレの水が天井まで満ちてしまった六畳間を想像する。家中を洗い流さんと満ちた水は、台所の換気扇からごうごうと流れ出しそのうちに国分寺中を満たし、街ごと洗い流してしまう。わたしの集めたドイツスプラッターのDVDも、卒業アルバムも駅のコンコースをたゆたう。ごうごうと止まらないトイレの水はそのまま国分寺のあれこれ、スターバックスの看板やカフェジョルジュのマスターをも巻き込んで、うずをまき、そのまま南口の坂道を下り府中街道の窪地にたまってゆく。終着点をみつけた水は大きくうずをまき、わたしも、卒業アルバムも、ジョルジュのマスターも、渦のなかですれ違い「やあ流されちゃってね」と挨拶をして、ラブホテルに居た非合法のカップルは所在に困り、あれ、あんたたちなんで一緒にいるの!!と思う間に渦にのまれ・・・・。そんなことになったらすごく面倒だし大変だ。だからわたしは、どんな高級トイレでも、水が止まるまでじっと見てしまう。
ボルダリングで仲良くなったひと達は、みんなマッチョでいかつい。かつ、他のスポーツと少し違うのは、とにかくあくが強い。個性強めの人が多い。AKBよりは東京女子流だし、SEKAI NO OWARIよりは電気グルーヴで、映画の趣味も濃いめだ。
だからなんとなく「君の膵臓を食べたい」を見て泣いちゃったからカエルちゃんもみなよー、と言ってくれた人のことが逆に新鮮で、とても気になった。
「急に寒くなったから、鍋にしよう」そういって母とスーパーへ行くと、鍋のための色んなものが売り切れていた。急に寒くなったから。今夜この町では、どこもかしこも、鍋をしている。
夕食時に日本酒を飲み、良い気持ちに真っ赤になった父が上裸でリビングをうろうろしていた。父は血管のばらつきのせいか、胸と胸の間だけ真っ白なままだった。母がそれを面白がって「どうしてここだけ白いんだろう・・・・」ボタンのように押していた。娘の前であまりいちゃつかないで欲しいなとこぼすと、酔っぱらいの父が言う。「違うんだ、ママが胸を見て欲情しちゃっただけなんだ」
そんなことを言っていいのか、うちの娘はブロガーなんだぞ。
ヘルニアの悪化で歩行すら困難だった8月後半、リナにNextBodyInnobation を紹介してもらった。ここではウルトラマッチョなヤマガタさんが、ややスパルタに腹筋やらなんやらを鍛えさせてくれる。ひと月半かよい、ようやく体力が戻って来た。紹介した当のリナはというと、ヤマガタさんに心酔し食生活やファッションにまで影響が出ている。
先日、リナがナイキスポーツウェアのお臍が出るタイプの運動着を着てきた。通称エロい服。もうそれスポブラやん!ブラジャーやん!と突っ込みたくなる。誕生日にケンちゃんが買ってくれたそうだが、今まで恥ずかしくて着られなかったとのこと。エロい服ではあるのだけど、リナは筋肉質なので、theヘルシービューティーという装い。隙がないのでエロくない。スタジオのテンションもあがった。わたしのテンションもあがった。そんなリナが「これ一人で着るの恥ずかしいから誕生日にプレゼントするよ、一緒に着ようよ」ととんでもないことを言ってきた。エロい服をか??!!わたしの誕生日はあと3週間ほど。わたしは誕生日までに、エロい服をエロくなく着こなせる身体になれるのだろうか。
ちなみにそのあと、「お腹はいっぱいなんです」と申し訳なさそうに寝言を言う、ひどく文学的素養にかける、平凡で幸せな恋人を手に入れた。文学的素養にかける、というのが気に食わないらしくとても怒っていたけれど、わたしにとっては本当に救いだった。蝉の鳴き声に心を揺さぶられ、すぐに妄想で世界を水没させてしまい、そこで溺れてしまうわたしにとって恋人は、浮き輪のようなものだった。だけどそのことを上手に伝えられずに、最近はよく傷つけてしまう。