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1993年生まれ。江戸川区出身。写真家、仮面劇俳優、インプロバイザーとして活動中。人物ポートレート、人物スナップを得意とする。

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春物のかわいいワンピースがどうしても欲しくて探して回った。どんな春物も可愛らしくみえたのに、並んでいるどれも「なにかちがう」と思って結局買えなかった。運命の一着にこだわりすぎて、春物のワンピースが手に入らないまま大学最後の春物シーズンを迎えようとしている。

「絶対にまた会いましょうね」と何度も念押しして約束した人と、会えたためしがない。だって念押しするとき、わたしは知っているから。その人とは滅多に会えなくなってしまうこと。だから念押ししてしまうんだ。それが悔しくて、先月別れを惜しんだばかりの友だちに「来週当たり会いましょう」と連絡をとった。滅多に会えないというのはわたしの思い込みで、結構簡単に予定が組まれて、とうとう会えることになった。ドキドキしている。

実家にはwifiが飛んでいるので、はじめてicloudを利用した。ipodでよくわからないまま「同期」というボタンを押してしまったせいで、わたしの30ギガの音楽が吹っ飛んだ。大好きだった園まりも、人から借りたFishmansも、スピッツも、マンソンも、清志郎も、三上寛も、全部吹っ飛んだ。悔しすぎて二時間くらい立ち直れなかったし、何度も蘇生を試みたけれど無念にも息を吹き返さなかった。仕方ないのでapplemusicの月額契約を組む。林檎の陰謀だと思った。当の林檎は現代邦楽ロックには弱いけれど、もう死んでしまった人のCDにはかなり強いことがわかった。手に入らなかった何枚かのCDをダウンロードして、昨日からずっとペギー・リーばかり聴いている。

久しぶりに母校に帰った。母校の人たちはみんな元気で、唯一変わったことと言えば、川沿いに大きな道路が出来たことだった。出来たばかりのピカピカの道路を歩く帰り道、郷愁にひたることもできずに。懐かしがっているのはわたしだけで、わたしが美化した想い出をちびちび舐めていた5年の間に、母校ではちゃんと新しい5年が流れていた。先生も校舎もしっかり5年立ち続けていた。今でも毎日をそこで過ごしている。そんなの当たり前のことなのに、つい忘れて懐かしがってしまう。

「煙草ひとはこ吸っても、リンゴひとつ食べれば害を相殺できると信じています」休み時間にリンゴを齧る。後輩に、そんなわけないでしょうと爆笑された。「ダメージを受けるのは肺です」と至極まっとうでわかりやすい説明をされてしまいぐうの音もでなかった。まっとうに考えてたらタバコなんて吸わないよーーーーだ。

知らない、ということは怖いことだった。怖いことには蓋をして、蓋をしていることが悔しいので中のものは臭いと勝手に決めつけていた。致し方なく開けてみたら宝物がつまっていた。