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1993年生まれ。江戸川区出身。写真家、仮面劇俳優、インプロバイザーとして活動中。人物ポートレート、人物スナップを得意とする。

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 ホテルにて『回路』『13ゴースト』『LIVID』を観た。毎晩のようにホラー映画を見ている。静かで怖いホラー映画が観たいというツチヤのご要望にお応えすべく『LOFT』『インキーパーズ』『ザ・セル』も控えている。今のところ『13ゴースト』以外は当たりだった。『回路』がまぁ怖くて、ツチヤとふたり枕を抱き壁に背をつけてみる。魔のものに背後をとられぬようにだ。そうして安心しきっていたら、人が壁に吸い込まれるようなシーンが出てきてその絶望感たるやなかった。これから一人で寝るというのに!『LIVID』のほうはとんだ萌え映画で、フレンチホラー/バレエ/洋館/機械仕掛け/ヴァンパイアとタグ付しただけで同人がヒットしてしまいそうな内容だった。ゴア描写もあって元気の充電は十分。そのおかげかもしれない、無事に仮免許が取れました。

 天気の浮き沈みが激しい。晴天に突然霰が降り出したかと思えば粉雪にかわり、それでも遠く空には陽が注す。降ってくる雨や雪にあたりキラキラとまぶしい。同伴している男の子たちもだ。「カエリタイ」とぶつくさ文句を言ったかと思えば「クルマ楽しい」とはしゃぎ、その翌日にはMT車4人のうちムラオカがドロップアウト。AT限定に切り替えた。またもとんだ裏切りである。彼は無事効果測定に落ちた。報いだ。わたしはといえば、運転適性検査の結果虚飾性はA判定、カザラナイ女認定が下された。一緒に来ている男の子たちは虚飾性C、見栄っ張り認定をされていた。どうやってはかっているのかと思う。「人によく思われたい」という項目に迷わず「あてはまらない」とつけるほうが余程虚飾の気ありだ。実は4月教習時にE判定を下されたのを根に持っていて、今回は全部反対で答えてみたらわたしの適正はパーフェクトになってしまった。腹立たしい。一緒に来ているのは「タピオカミルクティーのむせない吸いこみ方」の話で20分も30分も盛り上がれる人たちだ。120円のたこせんで満面の笑みをみせる。虚飾性の欠片もないような人たちなのだ。と、これはちょっと身内びいきかもしれない。ホテルのコインランドリー、綺麗なお姉さんが入ってきた瞬間にみんな背筋が伸びていた。

 巨大なレンタルビデオショップを前に興奮で吐きそうになった。タイマイはたいて買った『ネクロマンティック』も、『クリープショー』も、遠くのTSUTAYAを梯子したアルジェント作品達も、フルチ版の『デモンズ』も置いてあった。新潟に住むぞ。いきつけの喫茶店もできたことだし、あとはそうだな、仕事をください。

 新潟に来たら喫茶店代が浮くと思っていたのに、昨日みつけた店に今日も行った。帰りがけに萩の月をくれたから明日も行くのだ。萩の月ひとつで明日も明後日もコーヒーを飲みに行く。エビで釣られたけれどわたしは鯛ではない。江戸川出身だからいいところふなむしかザリガニだ。

 新潟にきてから映画ばかり見ている。事前問い合わせでは「どの宿泊先になっても全室にDVD完備です」と言われていたが、わたしの泊まっているホテルでDVDは見られなかった。ペイチャンネルはあったので、運転業界ではDVDとはえっちなビデオを指しているのかもしれない。自宅で録画したDVDと喫茶店のマスターが持たせてくれたDVDを抱えて腹の虫が収まらず、翌日簡易DVDプレーヤーを購入。『RoseRed(前篇)』『レナードの朝』『LastDance』と観た。焼いてきたゾンビやホラーは購入した機械では再生できずそろそろホラー分が足りない。肝心の『RoseRed』はマスターが持たせてくれたものだが「そっちは特典だから置いていきなよ」と言われたDisc2が本編の後編だった。呪いの家RoseRedに入った一同が心配なので早く呪いを解いてほしい(どういう展開になるのかはよく知らない)最後まで見れば怖くなくなるというものでもないけれど、ホラー映画を前編だけ見てしまうのは精神衛生上よろしくない。ホテルでたったひとりの部屋、カーテンの影には人がいて冷蔵庫の中は血まみれで、トイレからは花子が這い出てくるのだ。

 4月から通算40時間以上車にのっている。とはいえ苦手なものは苦手で、30キロバーベルも持てないのに3トンもある鉄塊を動かせるわけないのだ。運転とは運を転がすの略語なんじゃないかと思う。今日も数百万人が運を転がしていると思うと寒気がする。そんなふうに思って教習所(2週目通算41時間)を過ごしていたが、学科の授業で教官の言葉が少し響いた。「これだけ車のいるなかで、うまく道路を泳いでいくためには・・・」ああそうか、上手に運転をしている人たちは、動かしているのでもなく転がしているのでもなく、泳いでいるのだ。はじめはうまくいかなくてもそのうち息継ぎの仕方を覚える。うーん、そういう感覚なら少し頑張れる気がした。今日から心を入れ替えて頑張ります。けれど、わたしは6年間習っても平泳ぎしかできるようにならなかった。先生それでも大丈夫でしょうか。

 映画『レインメーカー』と『ボーイズライフ』を観た。マットデイモンとディカプリオの見わけもついてきたところで、どちらかといえばマットデイモンが好きなのだとわかった。ハリウッドスターを二人つかまえて「どちらかといえば」なんて失礼極まりない。どちらも目の前のことに精いっぱいな青年の映画でなんとなく似ていた。『レインメーカー』ではDV夫と、『ボーイズライフ』では義父との乱闘シーンがあり、この人たちは血を流さずには大人になれないのだろうか。