下町の商店街で、女性についてのささやかな演劇をします。
少しのことでも、自分が心から意味があると思えることをしたいなと思って生きています。
3人の女性の物語を即興で演じるショーです。
終演後アフタートークを行います。
物語におけるジェンダーバイアスについて、あるいは
身の回りでごく当たり前に起こっている出来事について考えます。
▼公演日程
日程:2017年12月13日
開場18:30 開演19:00~(1時間程度)
場所:墨田区キラキラ橘商店街内 キラキラ会館(東京都墨田区京島3丁目52−8)
料金:無料
▼キャスト(順不同)
大川原脩平
下村理愛
江戸川カエル
マイキー(東京コメディストア:D)
内海隆雄(第三インプロ研究室)
黒田愛美(INNERSPACE)
戸草内淳基(Platform)
石巻遥菜(Platform)
【The Bechdel Testとは】
映画のジェンダーバイアスを考えるのに「ベクデルテスト」というものがある。
①名前がついている女性が2人以上登場するか?
②その女性同士が会話をするシーンがあるか?
③その会話の内容は、男についての話以外であるか?
アリソン・ベクデルの漫画に出てきたキャラクターが「これをパスする映画しか見ない!」と話している場面から「ベクデルテスト」と名付けられた。たった三つの簡単な条件だが、このテストをパスする映画は多くはない。インプロの舞台でも同様に、このテストをパスできる公演は多くはない。インプロでは、実社会よりもステレオタイプなキャラクターづくりに陥りやすいという性質上、「医者」や「先生」と聞こえれば袖で男性がスタンバイをする。そこで女性が出てくると、生徒や患者と恋に落ちるシーンになる。男性との間で上司役になったりすると、聞こえないふりされたり、陥れられたり、殺されたりする。
The Bechdel Testとは、ベクデルテストをパスするインプロを作るべく、BATSのリサ・ローランドが生み出した新しいインプロフォーマットのことだ。このフォーマットでは、3人の女性主人公が出てくる。その3人の人生のスナップショットを追っていくことができる。終演後にはアフタートークがあり、観客とプレイヤーが感じたことや思ったことを話す時間が設けられる。