171123
「谷川俊太郎がふってくる」
星空を見上げて、そのあまりの奥行に驚く。普段わたしたちが視認している星と星の間、そこからさらに数千光年先にごく小さく光星々があった。ずっとそこにあったはずなのに、まるで今日初めて現れたような産まれたての小さな星々。広くて、遠くて、大きな星空を眺めていたら、頭の中を谷川俊太郎じみた言葉が駆け巡った。
生きるということと宇宙をいつも繋げてしまう彼のことが一切わからなかった。だけど、相模湖から見上げた星空があんまり広くて、遠くて、強くて、呟いてしまう。「谷川俊太郎がふってくる」