171113
元職場の同期達が、同期会を開いてくれた。同期会、といっても、辞めたわたしを念頭に置いてスケジューリングをしてくれて、気まずいような申し訳ないような気持でいっぱいのまま、鳥貴族へ。現場の人たちにとっては急にやめた同期、だったはずで顔を合わせたらひどく責められるような気がしていた。わたしが腰を痛めて家で寝込んでいる間、新入社員のサービスマナー研修と称してみなディズニーランドに行っていた。ほんとうはとても行きたかったけど、わたしはその日立つことすらままならなかった。あれからもう2ヶ月もたつ。それなのに、ナグモ君はカバンからまだ夏模様のディズニーランドのビニールを取り出して、わたしにお土産をくれた。同期の皆から、と。プロテインを飲むのにちょうどよさそうなタンブラーだった。彼は、いつもわたしが休憩室でプロテインを飲んでいるのを見ていた。
わたしが思っているよりもみんなわたしのことを心配していた。わたしが思っているよりもみんなは優しかった。それから、わたしが思っているよりも、みんなは今の仕事が好きだった。だから、わたしを含めたこのメンバーみんなで飲むのはきっとこれが最後だった。介護の専門用語が、焼き鳥の上を飛び交うのを見て、そんな気がした。