150122
霙降るなか家にこもって「お葬式」を見る。全理連(理容師さんが沢山あつまるところ)の方々と飲む機会があって、「山田洋次が好きだ」と言っておけばおじさまたちはイチコロだろうと軽々しい「好き」だった。それで伊丹を勧めてもらった。結果オーライ。未だ葬式タイムリーなわたしにとっても、楽しい映画だった。シリアスシーンもわらけてしまう。そういえば年末、葬式がらみのひどい芝居を見て心を痛めた。心が痛むのは芝居が(陰惨/つまらないの両意で)ひどいからなのか葬式タイムリーだったからなのかわからなかった。お芝居を見るときの自分に意識を配ったことはなかった。セットを一望できても意識の方では山田洋次のように広角にはならなくて、だから、痛かったのかもしれない。いや、ただ単に面白くなかっただけかな。