140720
ダリが来てるという看板をみて美術館に行った。ダリの3枚は「なぜこの3枚」というような微妙なダリで、それよりターナーもシスレーもマティスも来ていた。それぞれ2枚ずつで、これまた微妙なもので、あとはひたすら広い建物にカナダ人の絵画が並んでいた。日本でもそうだったように、カナダでも10年遅れの世紀末史を辿っているのだとわかる。印象派も、キュビズムも、10年遅れでちゃんと来ていた。
午後は電車に乗って動物園へ。もふもふしたものをたくさん見て心を癒すつもりだ。カナダといえばもふもふの獣。わくわくで羊を見に行ったら、いたってスマートな痩せたものがいた。「なつげだ・・・」と久しぶりに日本語が漏れ出る。昨日の足の疲れがとれていなくて、敷地の半分ほどしかまわれなかった。動物園というよりは山に歩道をつけました、のほうが近い。25ドルもしたのになあ。疲れを計算にいれ、お目当てのバイソンだけ見に行った。バイソンは3頭もいた。広大な柵のせいで近くには寄れない。夏毛でももふもふのバイソンにもっと近づきたい。バイソンゾーンで待つこと50分、やっと彼らが近づいてきた。獣の匂いがする。それでやっと安心できて、ホステルに帰った。