140222 ハルナが数字を書いているのを見るのが好きだ。太字のボールペンから繰り出される几帳面な丸文字が好きだ。普段目にすることのない桁数の数字が並ぶ。葛西のカフェラグーンにて、週末に控えた簿記検定の勉強に付き合っていた。計算機を叩く音が心地好い。ハチロクサンゼロゼロゼロゼロゼロ・・・並んだゼロが生き物に見えてくる。ノートの上で自分勝手に動き出す粒々の生き物たち。今日の彼女は魔法使いみたいだ。