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1993年生まれ。江戸川区出身。写真家、仮面劇俳優、インプロバイザーとして活動中。人物ポートレート、人物スナップを得意とする。

 『ラビッド』をみた。クローネンバーグ二番目の監督作品だ。ジャケットのあらすじには皮膚の移植治療の影響でヴァンパイア化してしまった女性の悲劇と書かれているが、主人公のローズは腋の下に口が現れてそこから吸血する。ヴァンパイアというくくりでは登場しないのだ。公開は77年。ゾンビやヴァンパイア等、身近な人が次々と変貌していく恐怖はすさまじい。ロメロのゾンビが79年公開ということを考えると、『シーバース』も『ラビッド』もゾンビの最先端を突っ走っていたことになる。インタビュー映像を見るたびに可愛いおじいちゃんが写っている。日々クローネンバーグのことばかり考えてしまう。恋かもしれない。