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やよいと浅草を散歩した。散歩するだけのつもりが小汚いパンダに誘われ花やしきに入ってしまう。統一性のない園内をうろうろしていたら、これまた小汚いおじさまに声をかけられて、聞けば「安くするからプロレスみていきな」 さきの浅草寺でハイリキレモンをキメていたので、ふたり上機嫌で入ってしまった。うまれて初めて見る女子プロレス。思ったよりもずっとヒーローショーみたいだった。誰もヒールの名を呼ばない。この試合で誰を応援しなくてはいけないか、会場中が知っていた。だからか、誰にも呼ばれなかったヒールの不敵な笑み、「3・2・1」のカウントのあとにはみんなが技名を叫んでいた。
昨年読んで全くわからなかった『自由からの逃走』の意味が、最近身に沁みる。早く自由になりたくて、好き勝手に生きることが楽なことだと思っていたけれど、そういうわけではなさそうだ。わたしは毎日食べて寝て、美味しいものは幸せなもの。ゾンビ映画を見て本を読んで、のんびり生きていければいいし、なんにも背負いたくない。だけどたまに、闘志燃ゆおじさまたちに叱られる。若者よ、そんなことでいいのか。「いけない、それではいけない」と。急かされたところで意味はわからなくて、乗っかってしまえば”目標”が見えるのだから楽なのだけれど、波に乗れない。現在進行形自由の身だから、闘う意志も目的もない。「なんのために生きているの」、聞き方を変えれば「将来の夢はなんなの」「どんな大人になりたいの」闘う意志と目的を求められるようになった。闘う意志と目的がなければ、屍も同然と思っている人が多すぎる。わたしは今幸せで、今平和で、若くて綺麗で、満たされている。闘う気なんてない。だけどもう少しで逃げ出してしまいそうだ。きづかないうちに、なにかに、美味しいもの以外の大きななにかに、”いきる意味”を絡めとられてしまう日が来るかもしれない。
家にカーボンヒーターがやってきた。もう怖いものはなにもない。
七草粥を食べそこねた。昨日は遅くまで飲んだのに、なぜか今朝早く起きて『トーマの心臓』を読んだ。しばらく頭から離れそうにない。それなのに、今日は徹夜でロードオブザリングを全部見るんだ。
高校のクラス同窓会にいってきた。とても仲のいいクラスだ。新年早々23人も集まる。1次会で潰れた幹事をよそにすっかりお母さんしてしまった。こんなつもりじゃなかったのに。突然つぶれてしまったイノケイがスェードのロングブーツにゲロ飛沫を飛ばす。昨日買ったばかりだった。介抱から戻ると、泥酔しても顔色を変えないナガスが倒れた。ウーロン茶をぶっかけられ、さっきのゲロは綺麗になった。呆れすぎて怒れない。久しぶりに集結した同級生達の話は尽きず、宴は朝まで続いた。楽しかった。帰りの電車は、”天は二物も三物も与えた”と徒名されたドマリ君とふたりだった。「みんな変わってなくて安心した」とポツリ。成績優秀、スポーツ万能、笑っちゃうような顔でもなく、歌わせれば福山で、泳がせれば北島。それでいて気取らず、雪の日にはみんなとパンツ一丁で遊んでいた。少女漫画かよ。そんな羨望の的だった彼が、帰りの電車では寂しそうだった。「でも今日ミウラ君しか脱がなかったね。さすがにちょっと大人になっちゃったのかなあ」共学の大学に入り皆常識と羞恥を学んだだけだと思う、とも言えず、こんなことを言っていても相変わらず様になっている彼の横で、ただ黙ってしまった。