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1993年生まれ。江戸川区出身。写真家、仮面劇俳優、インプロバイザーとして活動中。人物ポートレート、人物スナップを得意とする。

Posts tagged 舞台

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「あと2年くらいは、借りを返す日々にしたい」
ふと声に出た。明日、わたしを大切にしてくれた先生の結婚式がある。わたしは、ホテルのカメラマンに超うざがられながら最高の写真を撮る。絶対に、撮らなくてはいけない。

借りてばかりの人生で、気付けば返しきれない借りがたまっていた。優しさとか、気遣いとか、悲痛なメッセージとか。わたし宛ではなかったはずなのに、うっかり、受け取ってしまったものも多かった。かえそうにも方法がないものも多かった。優しさに、どう答えていいのかわからずに逃げてしまったこともあった。悲痛なメッセージを、確かに受け取ったのに、目をそらしたしたこともあった。
優しくしてくれたあの人は、もういないけれど、他の人に出来るだけ優しくしなくてはいけないし、悲痛なメッセージへのわたしの答えを、しっかり言葉にしたい。このまま、踏み倒すわけにはいかないくらいの莫大な借りだった。

この2年は、それらの借りを、少しでも、自己満足的に返していきたいと、思った。カメラを鞄に詰めながら。写真で、肉体労働で、笑顔で、わたしが生きているということで。

dancer:Tomoko Kagatume/Satoko Fukuda
dress:Reona Tatekawa

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写真「一人芝居 やまんばのおはなし」より

最近あったちょっと悲しいことをカナに話したら、「殺してしまえ」と言ってくれた。わたしはそのことを、ちょっと悲しいことと受け止めていたけれど、彼女がそれをすごく悲しんでも、すごく怒ってもいいことにしてくれたので、安心してちょっと悲しい状態を維持することが出来た。

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「ほら、僕が卒業する頃には君は25歳だ。それから結婚するか判断するために一年住むと26歳、そこで万が一結婚相手ではないとわかったらお別れして、彼氏を作るのに一年、見極めに一年、一緒にすんで一年、次の婚期は29歳になってしまう。ねえだから、今すぐ一緒に住みましょう」この同棲なれそめ話を聞いたとき、こんなロマンの欠片もない誘いは嫌だなと思ったけれど、わたしが書き出してみたら照れ隠しにも見えて案外よかった。これを語った友人は、電卓というあだ名がつくような四角四面人間なので、彼の文章だったらやっぱりロマンはないかもしれない。

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「出た腹は、「俺はバンドマン」というイメージで抑え込んでいた」もうバンドマンじゃない彼の腹筋は、未だに割れているのに。