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1993年生まれ。江戸川区出身。写真家、仮面劇俳優、インプロバイザーとして活動中。人物ポートレート、人物スナップを得意とする。

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しっかりと度の合ったコンタクトをつけはじめて約半年、肌荒れが妙に気になるようになってしまった。今まで近くは殆ど見えていなかったため、自分の肌なんて見えていなかった。正確には見ようともしていなかった。久しぶりに、石鹸で顔を洗う。貧乏をきっかけに始めた湯シャンの辞め時を見失い、もう2年以上石鹸を使っていなかった。新しいコンタクトはそれはもうよく見えてしまって、世界が明るすぎた。文字通り、「明るすぎた」ので、気が付いたら日中外を歩くと頭痛がするようになっていた。サングラスを買ったらもうそれ無しでは歩けなかった。わたしは、こんなに目が悪かったんだ。それなのにそのことに気が付かずに、7年もの間過ごしていた。良く見えるようになった新しい世界は情報量が多すぎて、見えなくていいものまで見えて神経質になってしまう。肌のくすみも、壁のよごれも、手すりの指紋もストレスだった。今まで気が付かなかったのに。今まで気にしなかったのに。